山椒は小粒でもピリリと辛い

　東アジア周辺を飛び回っている、通称「尾道のおじちゃん」から、　"今から広島空港へ来い"と連絡があった。
　彼とのつながりはPCか"辛いもの"しか無いので、たぶんおそらく絶対辛いモノだろう。広空の近くのセブンで待ち合わせた。

　挨拶もそこそこに、トランクから取り出したのは普通の買物袋。中から出したるは、ハングル文字でパッケージされた激辛ソースの瓶詰めと、冷凍唐辛子が入った袋が3つ。一つは赤唐辛子だけ、一つは青唐辛子にほんの少し赤唐辛子、一つはワケ分からん色がいっぱい混じった唐辛子。

　曰く、"この瓶詰めをナベに入れて食って平気だったら、うちの嫁さんが辛い物勝負してやってもええぞって言っとった"とのコト。
　前々から、その台湾人の嫁さんから勝負しないかと言われていたのだ。ほほぅ、この瓶は小手調べという事か。

　これは、ただの高校生と外人主婦の対決ではない。日本と台湾の意地を掛けた国際勝負だ。絶対負けられない。

　敵に塩を送るとは、フフフ中々天晴れなヤツめ。その帰りの車で早速一袋開けて、辛いとウワサの青唐辛子を食ってみた。
　おおぉ～～う辛い……　こんな3,4cmくらいしかないヤツが！！山椒、じゃなくて青唐辛子は小粒でもピリリと辛い。
　これはアカンわ。口と胃で辛い。こんなの一気に食える一般人がいたら尊敬するわ……。

　とりあえず今はこの唐辛子群で特訓！
　いつか来るかもしれない対決へ向けて！！