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Period.RXの管理人、TOKIが日記として綴るブログです。 TOKIのニッキだから、トッキ。 be always next to you

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2010

0106
 テレビでやってたけど、古米にもち米をブレンドして炊くと新米っぽくなるらしい。
 もち米はアミロペクチンが多く含まれているため、あのネバネバ感が実現されるとか。

 ……ところで、もち米って「もち」ありきな名前じゃん。そんなん卵が先か鶏が先かなんて問題じゃなく明らかにもちの方が後なんだから、もちとして利用される前は彼ら本来の名前があったはずだ。もちが出来る前からもち米って、そんなジャイ子の兄だからジャイアンなんて話があってたまるか。

 皆この問題に疑問を持とうともしない。一応もち米農家の息子である以上、何かあった時に聞かれて答えられなかったらマズい。
 しかし、頼みの綱の親に聞いても答えてはくれなかった。まだ20やそこらの若造には教えられないのか、あるいは農家を継がないであろう自分には教えられないのか。

 しょうがない、行き着く先はGoogle先生だ。
 Wikiによると、餅つきの時に使用する擬音はペッタン、あるいはペッタンコらしい。ど、どうでもいい……!
 餅の種類を見ていて気づいた。もち米を使わない、わらびもちとといったもちも存在する。こ、これではますますもち米のアイデンティティが失われてしまう。技術的な意味や知名度といった観点ではもち米がスタンダードではあるが。

 徐々に諦め(飽き)の念が漂い始めて来たとき、あるサイトを見つけた。「餅学のすすめ」だ。それによると、もちには語源の説が三パターンある。

 ひとつは粘りのある飯という意味で「モチヒ」もしくは「モチイヒ」と呼ばれていた事。
 もうひとつは腹持ちがいいという意味で「持飯(もちいい)」。
 最後は、携帯に便利であるという理由で「持飯」。

 なるほど、説得力がある。でも、どれも結局は稲ではなく米ありきだった。ひとまずもちごめの名誉は保たれたと言えよう。

 もち米は普通の稲同様どうにかして日本に普及したのであろう。その時は呼び名に特別差異は無かったはずだ。普通は米同様の方法で炊くだろう。その時点でもち米と呼ばれていたのなら1番目の説が正しいことになる。オレは餅が腹持ちが良いのは密度が関係すると考えている。茶碗に炊いたもち米と同体積のもちをいれるともちの方が重いはずだ。よって2番目の説のもちとはついたもちのことを指すので外す。全部推測。
 そして、もち米を炊いた人々は気づいたはず。「これ、もちもちするじゃん……!」
 それからはおそらくオレでもしただろう、練ってどんどんもちをもちらしくしていった。するともちになった。この時点でもちと呼ばれていたのなら全ての説がまかり通る。それぞれの時系列がわからないので何とも言えない。
 そしていつしかもちをもちと呼び出し、それらを生み出す稲をもち稲……あれ?もち米……?と呼ぶようになった。時を同じくしてかは知らんが同じように白くてもちもちした食べ物ももちと冠されるようになった。

 これが、(多分)現在までの餅の呼び名の歴史であろう。
 新年一発目のネタがこれだなんて。


 やっぱ、リアルは色々めんどくさいですよ。
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