つくレビ

　うちの中学校では、夏休みの宿題で描いた絵を選出して廊下に飾っていた。そこに自分の絵が選ばれたことがあったのだ。
　描いたのは、自分の部屋の窓から見える風景画。それが、1階の階段前という最も人通りの多い所へ掛けられた。

　通る度に"ここ、適当に塗っちゃったなァ"とか、"ここなんか生意気にグラデ使っちゃって"とか思ってたある日、"これ、自分の絵じゃん！！"　やっと掲げられていることを認識できたのだった。
　なんせ、自分の描いた絵が選ばれるなんて1ピコグラムたりとも思ってなかったわけで、気付いた時には本当にびっくりした。

　やはり手間を掛けた作品が評価されるというのはうれしいことだ、そう再認識できたのだ。


　つくレビというSNSサイトがある。
　クリエイターと鑑賞する人のインタラクティヴなやり取りが出来る　サイトらしい。ここで自分の"作ったモノ"を公開する。

　絵なら絵のサイト、料理なら料理のサイトという風に分けられていた集まりの場が、つくレビによって統合できる。クリエイティブ活動にバックアップ体制のある企業の方々とのコミュニケーションもできるらしい。また、SNSとすることで交流がし易くなるのも良い。
　このつくレビが創作活動のポータルサイトとなればクリエイターは仕事がしやすくなるかもしれない。益々メジャーになることを願う。