ま、バドは裏切らんね

　バイトで「あんたみたいな一生懸命なのがいっぱい来てくれたらねぇ」なんて事言われて「そうですか……」という反応をしながらも内心嬉しがってたら、自然と学校の話になった。クラブについて聞かれて、バドミントンやってます、と答えた。大概は「へぇ、そうなんじゃ」とか言いながらも良く分かってない様な反応を見て「もっと有名になれ、バドミントン！」と心の中で叫んでいるのだが、今回は違った。
　「えぇ！？バドミントンなん！？」少々驚き気味。この人もやってたのかな～とか思ってると、なんと現在進行形でやってるらしい。しかも、そのやってる所というのが、今オレが行きたいバドミントンサークルなのだ！！！！
　これって運命？ディスティニー？フェイト？フォーチュン？？
　全ては伏線だった！この棚卸、2日目ぢゃなく1日目だったことも、ネジクギの位置に配属されたのも、後ろで一緒に商品を数えてたおっさんがこいた屁で数がリセットされてもっかい始めから数えなおしたというハプニングがありながらも一生懸命やったことも、このためだったのだ！！
　バドミントンをやっているというその地名を聞いた瞬間、オレの心は嬉しさに包まれた。強い人と一緒にやれる。その時はそれくらいの情報しか聞いてないが十分だ。
　今日は思いつかなかったが、明日の帰りに電話番号渡してバドやってる日時をゲットしてやる。試験週間？何だそれ。かえって練習に身が入るわぁ！
　ちなみにそれ聞いて帰ったら、いてもたっても居られず1時間ランニングした。