どこまでホント？

　外にいると、何かに刺されたのか頬が痛くなってきた。この感覚からして腫れてるなと思い、帰ったら鏡で確認してみた。
　すると、見事に腫れているではないか。引きちぎってやろうとしたが、アンコが減って力が無くなってしまっては困るので思いとどめた。
　余りにも痛むので病院に行ったら、「大丈夫、だんだん大きくなっていったら、取れてスペアの顔になりますよ」と言われた。
　スペアの顔ってなんだよ。おっさんパステルカラーで髪染めやがって。フン
　また今日も森の中から助けを呼ぶ声が聞こえる。オレの立場だったらそんなヒマあるなら走って逃げるけどな。
　虫歯菌みたいなヤツが今日も倒されにやってきた。菌の前に立ちふさがる。
「我がば、ババばBaバノヾバｂｂｂバイキンの科学力は世界一いいィィぃぃぃィ！小僧！人種は違えどわたしはおまえのような勇気のある者に敬意を表す！すぐれた人間のみ生き残ればよい！後ろのエキストラは処刑する！」
　やれやれだぜ。おい、そこのカバ、オレがヤツの脚をそこのオノで叩き切ってやるから、さっさと逃げることだな。
「えぇーーっ！？脚を！？ゆ、許してくれ！ねっ、ねっ、この通り！」
　許すか許さねぇか心の中を読んでみりゃあいいじゃあねーか。
　NO！　NO！　NO！　NO！　NO！
　質問だ…右の脚を切るか？左の脚を切るか？当ててみな。
「ひ……ひと思いに右で……やってくれ！」
　NO！　NO！　NO！　NO！　NO！
「ひ……左？」
　NO！　NO！　NO！　NO！　NO！
「り…りょうほーですかあああ～？」
　YES！　YES！　YES！　YES！　YES！
「もしかしてオラオラですかーッ！？」
　YES！　YES！　YES！　"OH MY GOD"
　オラオラ尾らオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ！！！

　やれやれだぜ